大相撲秋場所(9月14日初日、両国国技館)で、東前頭12枚目の尊富士が右上腕二頭筋腱断裂のため全休となる見込みです。これにより、来場所での十両陥落が濃厚となり、1883年から142年続いてきた青森県出身幕内力士の記録が途絶える危機に瀕しています。
尊富士の怪我と全休
尊富士は8月に右上腕部の手術を受けており、秋場所初日に「右上腕二頭筋腱断裂にて1か月の安静・加療・リハビリを必要とする」との診断書を日本相撲協会に提出しました。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・照ノ富士)は、尊富士の全休を決定し、「もっと上の番付を目指してほしいから、一時的に番付が落ちることには腐らずに、精神力を鍛えてほしい」とコメントしています。
青森県出身力士の記録
青森県は1883年から142年もの間、途絶えることなく幕内力士を輩出してきました。尊富士の全休により、この記録が途絶える可能性が出てきました。現在、青森県出身の関取は、西十両3枚目の錦富士と東十両12枚目の宝富士の2人です。彼らがこの記録を守れるかどうかに注目が集まります。
伊勢ケ浜親方の言葉
伊勢ケ浜親方は、「落ちるのは一時。体は一生」「もっと上を目指してほしい。落ちても腐らない精神面を鍛えたい」と語り、尊富士の今後の活躍に期待を寄せています。尊富士は、怪我を乗り越え、再び幕内に返り咲くことができるのでしょうか。
今後の展開
- 尊富士の怪我の回復状況
- 錦富士と宝富士の活躍
- 来場所の番付編成
これらの要素が、青森県出身力士の記録に大きく影響を与えることになります。