富岳後継機、国産CPU搭載へ!ラピダス委託検討で技術革新加速か?

富士通が開発中の次世代スーパーコンピューター「富岳NEXT(ネクスト)」に搭載するCPUの生産委託先候補として、Rapidus(ラピダス)が浮上しました。1.4nm(ナノメートル)世代という最先端の製造技術が用いられる予定で、実現すれば日本の半導体産業にとって大きな飛躍となります。

富岳後継機「富岳NEXT」とは?

理化学研究所と富士通、米NVIDIAが共同開発する「富岳NEXT」は、スーパーコンピューター「富岳」の後継機として、2030年頃の稼働開始を目指しています。富岳の100倍の性能を目指し、AI(人工知能)や高性能コンピューティング分野での活用が期待されています。開発には国から1000億円以上の資金が投入される見込みです。

ラピダスへの期待

富士通のVivek Mahajan CTOは、記者会見でラピダスへの委託について「メイド・イン・ジャパンという意味ではラピダスは重要な位置づけになる。なるべく国内技術を使いたい」と前向きな姿勢を示しました。ラピダスは、日本の半導体産業の再興を担う企業として、その技術力に大きな期待が寄せられています。

また、理化学研究所はYouTubeチャンネル「理研チャンネル」にて、スーパーコンピュータ「富岳」の成果集2025年版や、富岳を用いて学習した大規模言語モデル「Fugaku-LLM」を紹介する動画を公開しています。これらの成果は、富岳NEXTの開発にも活かされると考えられます。

日本の技術革新を加速

ラピダスへの委託が実現すれば、日本の技術革新はさらに加速するでしょう。世界に先駆けたCPUの開発・製造を通じて、日本の国際競争力強化に貢献することが期待されます。今後の動向に注目が集まります。

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