三連休を前に、日本列島は広範囲で荒れた天気になる可能性が高まっています。気象庁は、低気圧と秋雨前線の影響で、大雨、雷、突風などが発生する恐れがあるとして、警戒を呼びかけています。
週末の天気：詳細予測
まず、三連休初日の13日(土)には、朝鮮半島付近に進んでくる低気圧が、14日(日)にかけて発達しながら日本海を東北東に進むと予想されています。この影響で、13日(土)の夜から14日(日)の午前中は、北海道を中心に雨や風が強まる見込みです。
さらに、低気圧から伸びる前線が本州付近を通過するため、日本海側を中心に短時間の強い雨が予想されます。前線の活動は活発になるとみられ、通過時には強い雨だけでなく、雷や突風を伴う可能性もあります。
九州北部：記録的な大雨に警戒
九州北部では、前線の影響で非常に不安定な大気の状態が続いています。特に鹿児島県本土と種子島・屋久島地方では、11日にかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降る恐れがあり、土砂災害や河川の増水などに厳重な警戒が必要です。
関東甲信：ゲリラ豪雨のリスク
関東甲信地方も、秋雨前線の影響で大気の状態が非常に不安定になっています。10日夜遅くにかけてと11日の午後は、雷を伴って激しい雨が降り、局地的に１時間に50ミリの非常に激しい雨が降るおそれがあります。低い土地の浸水や土砂災害、急な川の増水に十分注意が必要です。
熱中症対策も忘れずに
一方、関東甲信では、大雨の警戒が必要な一方で、厳しい暑さも予想されています。熱中症警戒アラートが発表されている地域もあり、エアコンの適切な使用や水分・塩分補給など、熱中症対策も忘れずに行いましょう。
最新情報を確認し、安全な週末を
現時点では、低気圧や前線の通過タイミング、勢力などの予測に不確実性があります。三連休に旅行などを予定している方は、移動に影響することが考えられますので、最新の気象情報をこまめに確認し、安全な週末をお過ごしください。