日米間の関税交渉を巡り、参議院予算委員会が今週12日に開催されることが決定しました。自民党と立憲民主党の参議院国会対策委員長が会談し、赤澤経済再生担当大臣の出席を求めることで合意しました。
注目の質疑内容:日米関税交渉の行方
今回の参議院予算委員会では、トランプ大統領が自動車などへの関税を15%に引き下げる大統領令に署名したことを受け、日米間の関税交渉について集中的な質疑が行われる見込みです。特に、赤澤経済再生担当大臣に対し、交渉の経緯や今後の見通しについて詳細な説明が求められます。
石破首相の出席見送り、立憲民主党は不満
当初、立憲民主党は石破首相が出席する集中審議の開催を求めていましたが、調整の結果、石破首相の出席は見送られることとなりました。立憲民主党の斎藤参議院国会対策委員長は、「石破総理大臣が退陣を前に、きちんと説明する場をつくることは意義があると考えていたので、出席が実現しなかったことは若干すっきりせず、残念だ」と述べています。
- 赤澤経済再生担当大臣には、交渉の経緯を含め詳細な説明を期待
- 国民に日米関税交渉の状況を正確に伝えることが重要
衆議院予算委員会でも、今月中旬に同様の質疑が行われる予定です。今後の国会審議を通じて、日米関税交渉の全容が明らかになることが期待されます。
赤澤経済再生担当相は、米関税引き下げが16日までに発効すると述べており、政府は対策本部会合を開催しています。