フジテレビのアナウンス部が制作した防災動画プロジェクト「備えよう」が話題を呼んでいます。このプロジェクトは、アナウンサーが防災を呼びかける15秒の動画で、ゲリラ雷雨や熱中症といった、今まさに私たちが直面しているリスクへの対策をわかりやすく伝えています。
若手アナウンサー上垣皓太朗アナが語る制作秘話
このプロジェクトの発案者の一人である、上垣皓太朗アナウンサー(24)に、制作の裏側や防災への思いを聞きました。上垣アナは、街中を歩いていると急に空が暗くなり、大雨とともに稲光が光るというシチュエーションで、ゲリラ雷雨のサインに気づいたら安全な建物の中へ避難することを呼びかけています。
特殊効果も駆使したリアルな映像
ドラマで使うような特殊効果の雨に打たれるのは初めてだったという上垣アナ。「技術や美術の専門部隊が加わって撮影してくれました」と語ります。これまでの動画は第1弾として、日頃からできる「夏の備え」について、防災士の資格を持つアナウンサー10人を中心に制作。地面から近いベビーカーでの小型ファン使用時の熱中症リスクや、冠水時の運転リスクなども伝えています。
木村拓也アナも防災士として活躍
フジテレビの木村拓也アナウンサー(35)も、防災士としてこのプロジェクトに深く関わっています。報道番組「Live News イット!」の情報キャスターとして活躍する傍ら、被災地での取材活動を通じて防災の重要性を痛感し、防災士と上級救命講習の資格を取得しました。アナウンス局の防災班のリーダーとして、防災を呼びかける動画プロジェクト「備えよう」を指揮しています。
防災班の取り組み
フジテレビのアナウンス局には、災害報道の向上に取り組む「防災班」が存在します。2021年7月の熱海市伊豆山土石流災害をきっかけに発足し、有事の際にチームでサポートすることを目指しています。月2回の勉強会を開き、防災に関する知識やスキルを磨いています。
これらの動画は、フジテレビのウェブサイトやSNSで公開されています。ぜひチェックして、日頃の防災対策に役立ててください。