オーストラリアのプロサッカーリーグ、Aリーグでスポーツ賭博に関わる不正行為を行ったとして起訴された、元ウェスタン・ユナイテッドの檀崎竜孔選手(25)に対し、メルボルンの裁判所は22日、有罪判決を言い渡しました。判決では、5千豪ドル(約48万円)の罰金刑が科されています。
裁判所の発表によると、檀崎選手は友人である平山勇太被告(27)と共謀し、試合中に故意に警告(イエローカード)を受け、オンライン賭博で不正に利益を得ようと計画しました。両被告は、4月から5月にかけて行われた計3試合で、約1万6千豪ドル(約150万円)の利益を不正に得たとされています。
判事は、判決理由として「競技スポーツの精神を犯し、全員が同じ目標に向かって力を尽くすという理想と信頼への裏切り行為であり、合法的な賭け市場も損なった」と厳しく非難しました。しかし、両被告が捜査の初期段階で罪を認めたことなどを考慮し、罰金刑が相当と判断されました。
檀崎選手は、日本のサッカー界でも注目されていた選手であり、今回の事件は大きな衝撃を与えています。日本サッカー協会によると、日本人が海外プロのトップリーグの試合を巡る不正で有罪判決を受けるのは初めてとのことです。
檀崎竜孔選手の今後のキャリアは?
今回の有罪判決を受け、檀崎選手の今後のキャリアは不透明な状況です。サッカー界からの追放や、さらなる法的措置が科される可能性も否定できません。スポーツ界全体の信頼回復に向け、今回の事件を教訓とする必要があります。
今回の事件がスポーツ界に与える影響
- スポーツ賭博の規制強化
- 選手への倫理教育の徹底
- 不正行為に対する監視体制の強化
今回の事件は、スポーツ界における倫理観の重要性を改めて認識させるものとなりました。今後の再発防止策が求められます。