フィンランドのアレクサンデル・ストゥブ大統領とドナルド・トランプ前米大統領の間に、予想外の友情が芽生えていることが明らかになりました。ウォール・ストリート・ジャーナルの報道によると、ストゥブ大統領は午前5時に起床し、トライアスロンやサウナで体を鍛えるのが日課ですが、最近はトランプ氏からの電話にも対応しているとのことです。
早朝の電話とゴルフが繋ぐ絆
トランプ氏は夜明け前に電話をかけ、「もう起きていたのか？」と尋ねたそうです。二人は、普通ではない時間帯にテキストメッセージや電話を交わし、意外な絆を深めています。57歳のストゥブ大統領は、NATOを支持し、5カ国語を操り、ロシアの脅威に警鐘を鳴らすなど、一見トランプ氏とは共通点が少ないように見えます。
ゴルフの腕前が友情を後押し
しかし、両氏の関係にとって重要な要素は、ストゥブ大統領のゴルフの腕前です。約5カ月前、米フロリダ州のゴルフコースで始まったトランプ氏との友情は、ストゥブ氏に米国大統領と繋がる裏ルート的な役割を与えています。
ヨーロッパのパイプ役としての期待
ストゥブ大統領は、6月15日にアラスカ州アンカレジで行われる予定のトランプ氏とロシアのウラジーミル・プーチン大統領との首脳会談に影響を及ぼしたいと考えるヨーロッパ当局者にとって、貴重なパイプ役となる可能性を秘めています。
この意外な友情が、今後の国際情勢にどのような影響を与えるのか、注目が集まります。